ゆとり教育はだめだったの?
ゆとり教育とは
ゆとり教育とは、1998年の学習指導要領の全面改正を受けて、
2000年代から2010年代初めに日本で行われた教育です。
ゆとり教育は、知識偏重の詰め込み教育に対する批判を受けて
展開されたものでした。
その内容は、具体的には次のようなものでした。
・学習内容と授業時数の3割削減。
・完全学校週5日制の実施。
・総合的な学習の時間の新設。
ゆとり教育批判
ゆとり教育は実施されると直ぐに批判されました。
その一つは学力低下批判でした。
当時、マスコミ等で盛んにゆとり教育を批判したのは、
教育社会学者の苅谷剛彦でした。
苅谷の強調点の一つは、階層間の学力の不平等でした。
苅谷は、全ての子どもの学力が低下した訳ではなく、
下位の階層の子どもの学力が低下したことを、
調査を通して明らかにしようとしました。
ゆとり教育はだめだったのか?
ゆとり教育批判の背景には、階層の再生産の問題がありました。
それは下位の階層出身の子どもが、教育制度を通して
上昇出来なくなる可能性があるという問題でした。
バブル期には私学ブームを背景に、公立学校と私立学校の二つのコースがあり、
公教育は既に複線的性格を持っていました。
私立学校には恵まれた階層の子どもでないと通えないので、
経済的不平等を助長するという懸念もあったでしょう。
熾烈な学力低下論争の背景には、社会秩序の問題があったと考えられます。
その問題を抜きに平等化装置と期待された公教育だけを縮小すれば、
社会問題化することはある意味で当然でした。
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