公立中高一貫校の入試の特徴
公立中高一貫校の選抜方法
公立中高一貫校の場合、私立中学入試のような学力試験
(国語・算数・理科・社会)を行いません。
したがって、公立中高一貫校の選抜方法は
「報告書・適性検査・作文・面接・実技検査」
によって総合的に合否が判定されます。
また住んでいる地域によって出願資格に制限があり、他の都道府県の
公立中高一貫校への出願はできないような仕組みになっています。
また検査日も統一され、公立中高一貫校どうしの併願はできません。
適性検査とは
学力試験が無いということで、設立当初は、
「簡単かも」
「ラクかも」
と思われた保護者やお子さんもいたようですが、それは大間違い。
中でも筆記試験の
「適性検査」
は、各学校その学校が入学後の学習能力があるかどうかをみるものです。
私立中学入試と違い、小学校で習う学習範囲からの出題となり、
単独の教科知識を問うだけではなく、複数の教科を組み合わせたり、
活用したりするなど、考える力、解く力、表現する力などが総合的に試されます。
とくに自分の体験を踏まえて書くことを指示される問題があり、
説明だけでなく、自分の考えを文章で答え、まとめる力を試されます。
ですから、小学生でありながら、人としての理性や感性、思考力についても
高い能力を求められるのです。
適性検査のない特別枠もある
また、適性検査は各学校の教育方針や生徒像が反映されるので、
学校によって問題も違いますし、評価の基準も若干異なると思っていいでしょう。
なお、東京都立中高一貫校の中には、適性検査を行う一般枠募集とは別に
適性検査を実施しない特別枠募集を設けているところもあります。
特別枠の選考は面接、作文、実技検査のいずれかを組み合わせて実施しています。
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