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小学三年生の学習のポイントについて

計算はすべての数学の基礎

3年生ともなると、すでに勉強にも得意不得意が表れます。
特に計算力には子どもによって大きな差が出てきます。
この時期に計算に対する苦手意識を作ってしまうと、
社会人になるまで苦労することになります。
くりかえし計算をさせる方法を疑問視する声もありますが、
乗り越えなければならない課題であることは確かです。
無理やり進めるのではなく、ひっかかるところを丹念にさらい、
時には1歩2歩下がることも大切です。
「わかったような気」のままで進むことが、
一番まずいのはどんな勉強でも同じです。
計算は小さな数から大きな数へ、簡単なものから複雑なものへの積み重ねです。
途中を抜かしては成り立ちません。
ここで親が面倒くさがってしまうと、一生後悔することにもなりかねません。
興味をもてるように、時には親がオリジナルの文章題を作ってあげるなどの親子共の努力が必要です。
自分の名前の入った問題ならば、一所懸命に解こうとするかもしれませんね。

親も参加の本読みで読解力を

読み聞かせの大切さはいつの時代でも聞かれますが、
本を読むことに対する好き嫌いはどうしても個人差があります。
国語、算数ともに読解力が不足すると、必ずマイナス面が膨らんでゆきます。
頭の柔らかいうちに、少しでも文字に親しみ、
その意味をくみとる訓練を与えることが必要です。
本自体があまり好きでない子どもには、興味のある分野から広げてゆきます。
乗り物や宇宙、自然、外国、釣り、お人形など何でも構いません。
本だけではなく、インターネットからの情報で興味がありそうなものは
プリントアウトして、親と一緒に読ませるようにすると良いでしょう。
読めない漢字があっても、好きなことであれば知りたいものです。
気がつかないうちに、文字の中の情報を探り、
読み解く習慣をつけることができます。
読みっぱなしではなく、必ず感想や、
どんなことが書いてあったかを聞くようにすることで、
さらに自分なりのことばを作り出す能力を高めてゆけます。

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