中学受験のための理科の学習
あなどらず着実に
中学受験において、理科はどうしても点数配分的にないがしろにされがちです。
しかし当然のことながら、
高得点をとることで合格が一歩近くなることに間違いはありません。
理科の学習は、どのように受験勉強させたらよいのか、
方針が立てにくいと感じている家庭が多いのも事実です。
これは、生物・物理・化学・地学と様々な分野の含まれている理科という
教科の中で、どこに重点をおくかがわからなくなるからです。
学校ごとに出題傾向が異なるのも、この教科の特徴です。
受験する学校の過去問題をしっかりと把握し、
そこを中心に学習計画を立ててゆきます。
問題の多寡に傾向があるとはいえ、ひとつの分野に対してそこまで
深く掘り下げて出題する学校はないと考えて良いでしょう。
専門的な用語や知識は必要ありませんが、学校によって例えば生物の
出題が多いなどの場合は、徹底して基礎知識を固めておきます。
その上で、他分野は、広く浅くを念頭にして教科書をまんべんなく
押さえておくようにします。
高度だが点をとりやすい受験科目
実は現在中学受験で扱われる理科のレベルは、一昔前ならば高校の授業や
大学受験にも出される内容と言われています。
分子構造、LED、地震波など小学生がこれほど高度な知識を、と驚くような
ものばかりですが、その一方で高得点を取ることも可能です。
理科の解答は記述式がほとんどなく、選択問題が多いのです。
模擬問題や練習問題で問題に対する傾向をつかんだら、どういうところで
間違えているのかを徹底してチェックします。
出題の文言は異なっていても、理科の場合、事実はひとつです。
問題文を正しく読み解ければ、正解を選ぶことはできます。
また、算数や国語と違って比較的短期間の集中で効果が上がってきます。
受験勉強のスケジュール配分でも、かなり助けられる存在ともいえる教科です。
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