中学受験生にはメンタルケアが必要!|家庭教師のガンバ

家庭教師のガンバコラム一覧小学生の学習についての基本情報>中学受験生にはメンタルケアが必要!

中学受験生にはメンタルケアが必要!

特別扱いはしない

家族の中に受験生がいると、さぞや気を使うと思われますが、
合格した子の家庭では、普通にしていたというところが意外と多いものです。
勉強中は抜き足差し足、腫れ物にさわるように扱い、勉強以外は一切させない。
そんな家庭環境は子どもでなくても、息が詰まります。
学習時間の確保は必要ですが、それ以外は家族の一員として普段どおりの
役割を与えるようにします。
庭掃除や犬の散歩などは、良い気分転換になります。
子どもに気を遣いたくなるのはわかりますが、方向性を変えて受験校の傾向を
調べたり、スケジュール管理や、効率的な勉強方法の研究などでバックアップ
してあげてください。
よかれと思って接している態度が、実はプレッシャーとなりわが子から
活力を奪う結果になっているかもしれません。

他者との比較は意味が無い

子どもには子どもなりの自尊心があります。
一生懸命やったつもりなのに結果が出ない時に、味方だと思っている母親の
口から「○○ちゃんは・・」などという言葉が出ると心が相当傷つきます。
妙な劣等感を、自らわが子に植え付けているようなものです。
受験学習で疲れ切っている時は、心もダメージを受けやすい状態です。
しっかり見つめて、労わりの心で背中をさすってあげたり、
手を温めてあげてください。
ひとりで勉強しているのではない、
ということを暗に伝え続ける気持ちで接してあげます。
その一方で、今の頑張りは自分のために他ならないのだという自覚を
促すことも大切です。
親にほめられるから、という理由の受験では、
合格しても燃え尽き症状を起こしかねません。
受験勉強を続けるうちに、何のための勉強なのかと心が迷走してしまう
状況が出てくるかもしれません。
そのようなサインを見逃さず、すかさず息抜きをさせたり、
学習から離れる時間を親が作ってあげることが必要です。
ちゃんと見ていてくれるんだという安心感が、何よりの薬です。
完全に深いダメージを受けると、受験どころではなくなってしまいます。
柔らかい心を健康に維持できるよう、家族の愛情で見守ってください。

体験授業