男子校・女子校のメリット・デメリット
共学・別学どちらを選ぶ?
志望校を選ぶ場合のポイントとして、校風や偏差値、立地・環境などが
考えられますが、もうひとつ大きなポイントは共学か男女別学かという点でしょう。
公立学校の多くは一部を除いて共学が一般的になっていますが、
私立では別学の人気も高く、選択肢に入れるメリットが十分に考えられます。
共学は現代の自然な流れであり、幼稚園から小学校までは男女が席を並べて
学習するのが普通です。
最近では、出席簿も男女混合となり、
性差を助長しないことに配慮されるようです。
一方で、思春期に向かう時期から男女のそれぞれの違いが際立ち、
特に学習面において男女別の方が効果的指導に向くという報告もあります。
男女別学のメリット
よく聞かれるように、女の子は心身共に男の子よりも早熟です。
思春期では精神年齢が1歳~1.5際ほど開きがあると言われます。
社会性についての目覚めも女子の方が早く、将来に対しての意識も同様です。
職業やキャリアについての教育も、早期に開始されます。
それに対して中学校に上がった段階の男子は、まだ子どもっぽさが抜けず、
指導はまず確実な学習習慣から行うのが良いとされています。
このように、タイミング的なものによる指導の違いの他、
男女差による得意分野の能力差があります。
男女別学の場合は、適切なタイミングや性差による特徴に合わせた指導で
大きな成果を上げることが、認められているのです。
向き不向きとは?
明るい性格で様々なタイプと関わりを持ちたい場合や、
兄弟が同性しかいないという家庭に育った子どもには、
共学が良い刺激を与えます。
逆に異性がいると萎縮してしまったり、伸び伸びできないタイプや、
学習やスポーツに思い切り集中したい、などの場合は別学が向くと思われます。
いずれにしても、他の選択要因との兼ね合いを見極めて、
ポイントのひとつに加えると良いでしょう。
最近では、共学でありながら学習の場のみを別学にするという、
混合型教育も登場しています。
行事や生徒会活動などは男女混合で行うため、共学、別学両方のメリットを
享受することができます。
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