中学受験のための国語の学習
3つの柱を計画的に学習する
中学受験の国語教科では、長文読解、文法、漢字の3つの要素が柱となります。
一度に詰め込んで覚えても、
応用が利かず試験本番で役に立たない恐れもあります。
確実に実力が身につくよう、計画的に学習しましょう。
長文への苦手意識をなくす
長文を読みこなす力は、まず日常の中からつけてゆきます。
参考書やテキストだけが教材ではありません。
新聞やネット上の記事などから家族が興味を持てるものを、毎日読んでください。
目で追うだけではなく、最初は音読から始めます。
次に黙読を行い、何が書いてあったかを要約して、家族に話します。
他者に伝えることで自分自身のことばに置き換えると同時に、
内容を確実にとらえる良い練習になります。
聞く側も、ポイントを押さえているか、
要旨が伝わるかをチェックしてあげるようにしてください。
繰り返すことで長文に対する抵抗がなくなります。
問題を解く場合は、先に問題文を読むくせをつけると、
重要部分を見落とさずに文章を読むことが出来ます。
また、文章の語尾に着目し、作者のいいたいことや結論をすばやく読み取る
テクニックを身につけましょう。
解答する際に、文字数制限内におさめる練習も必要です。
体験的な学習方法も取り入れる
漢字については、1年生からの範囲を見直し、
字面だけではなく意味をしっかりと把握するようにします。
書き順の再チェックも忘れずに行っておきましょう。
思わぬ問題でつまずかないように、熟語表などを目のつくところに張って
おいたり、家族でクイズを出し合ったりするとよく記憶に残ります。
車の中や待ち時間などに、体の部位が入っている四字熟語は?など興味を
もって楽しく覚える工夫をしましょう。
文法は機械的に覚えるのではなく、
日常の会話やふとした時のことばを話題にしてみましょう。
品詞の種類や、助詞の使い方などを体験的に覚えることができます。
文法問題のいろいろな傾向を知るために、いくつかの問題集を準備し、
ランダムに解くようにすると力がつきます。
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