農学部系の学問について

農学部系は産物の生産方法、そして加工技術と保存、
再生などの一通りの流れを理解し研究していく学問です。
農業や自然界から生み出される食物などをどのようにして
生産していくのか、また環境汚染へと繋がらないための
リサイクル方法について研究を重ねていき人々の生活を
より充実させるための取り組みを行っています。
農学部系の具体的な学問は、まず栽培に求められる
肥料や土壌、環境づくり、天候、気温の差などを実際に
研究を重ねていきながらより理想に近づけていくという
取り組みがメインとなりますが、この他にも加工された
食品の保存方法や処理方法などを細かく分析していきます。
農学部系では実験による研究が第1条件なので、
参考資料やデータだけに囚われて結論を出すことは
ありません。
また時間をかけて複雑な研究を行うことで、その結果にも
喜びを感じられるようになり、研究にもさらに集中して
取り組むことができるようになります。
農学部系は生産や加工の技術だけではなく、
環境をテーマにした学問も追及しています。
例えば不要となった食料をエネルギーに変えていく取り組み、
次世代エネルギーの開発、生ゴミを軽減させるための対策、
活動、研究なども同時に行われているので、
地球にも環境にも優しい学問なのです。

農学部系から選べる進路

農学部系は環境や食品だけに関わらず、科学や生物とも
密接な関係性があるため基礎学習として求められるのは
化学がほとんどの割合を占めています。
実験をデータ化して研究を積み重ねていくという点から見ても、
化学的視点は必要であると言えますので、
学問を深く知れば特殊な職業に就くことも夢ではありません。
例えば食品メーカー、化粧品会社、医薬品メーカーなどが
代表的な進路となっており、この他にも一般企業の技術者や
化学研究所の研究者として配属される人もいます。
化学や研究を深く追求したいという方は農学部系の道に
進むのもいいのではないでしょうか。