受験うつになった子への接し方|家庭教師のガンバ

受験うつになった子への接し方

受験うつの子どもが増加中

「受験うつ」とはその名の通り、中学三年の高校受験期や
高校三年の受験期に「うつ病」を発生してしまうことです。
最近ではこの「受験うつ」の患者が急増しており、
メンタルクリニックへ通うようになった人数は十五万人にもなっています。

受験うつのタイプと原因

受験うつといっても、年齢や男女、性格、家庭環境によって
タイプ・原因、出てくる症状が違います。
両親や祖父母から期待され、プレッシャーに押しつぶされそうになるタイプや
模擬テストの結果などで一喜一憂し、悪い結果の時など
ひどく落ち込み「自分なんて…」といった卑屈になるタイプ、
友人と比較して劣等感をもち、やる気をなくしてダラダラするタイプなど様々で、
原因は思春期の不安定な所に「受験」という避けては通れない
大きな関門が立ちはだかっていることによる「心の病気」です。
精神的にゆとりがなくなってしまい、出てくる症状もかなり違います。
まず共通する第一段階の症状としては
イライラしたような不機嫌な態度をとるようになります。
そこからは先はいろいろで、
怒りを爆発させ暴力的になり物に当たったり人に当たったりする、
引きこもり部屋から出てこなくなり、覗いて見ても常にベッドや布団にくるまっている、
自分の髪の毛をむしったり、リストカットしたりという自傷行為にはしる、
家出をほのめかすなどといった症状が出てきます。

受験うつの子どもへの親の接し方

子どもが受験うつになった場合、
初期段階の親の接し方によってその後の症状にも変化が出てきます。
対応次第で改善することもあれば悪化することもあるので、適切な対応が必要です。
年齢的にストレスに弱く不安な気持ちを抱えている子どもにとって、
一番大切なことは、子どもの気持ちを大切にし、話を聞き
「どんなことがあっても味方だよ」「頑張ってるのはわかってるよ」と共感し、
大人の意見や説教、否定的な発言、
不安をあおる「大丈夫?」といった声かけは控えましょう。
たとえ第一希望の学校に合格できなくてもいいんだという
「逃げ道」を用意してあげることも大切です。

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