反抗期を迎えた子どもの受験

中学受験、高校受験などを迎える時期に
受験生本人が「反抗期」に差し掛かっていることも多くあるでしょう。
子どもの反抗期は、成長の過程においては大切な時期と言えるものですが、
親の立場から見ると、今までとは違う子どもの様子に
とまどうことも多いでしょう。

反抗期は、子どもから大人になるための通過儀礼

反抗期真っ只中の子どもたちは、理由のないイライラなどを心に内包しています。
ホルモンの活性化などによって、大人に向かいはじめる心と身体を、
本人たちも戸惑いの気持ちで見つめているのです。
反抗期は、親から少しずつ自立して行くために必要なことでもありますから、
小さな子どもだった頃と同じように接してしまうことには問題があります。

子どもとの無理な衝突は避けましょう

子どもがイライラしていると、
親も思わず口を出してしまいたくなることが多くあるでしょう。
特に、「もうすぐ受験なのだから少しは勉強して欲しい」
というような心配ごとをぶつけてしまうことも少なくはないと思います。
しかしのんびりとしているように思えても、
その実、子どもの心にプレッシャーは大きく影響を与えているはずなのです。
売り言葉に買い言葉の衝突を招かないよう、
できる限り落ち着いた対応を取ることを心がけましょう。
必要以上に過干渉にならず、やさしく見守ることが必要です。

反抗期の子どもに対する処方箋

反抗期を迎えた子どもは、上から押さえつけられることを嫌います。
自分でもわけもわからずイライラしているということも理解しているはずです。
「言うことを聞かせる」のではなく、
子どもの気持ちを考えたやりとりを行うことが大切です。
親としてどうしても許容できないという言動が見られた時には、
指導しなくてはならないシーンもあるでしょうが、
子どもの言い分を聞きながら頭ごなしに怒らないことで信頼関係を築けるでしょう。
親と子、双方がイライラした関係の中で受験を迎えることは大変なストレスです。
適切な距離を取りながらコミュニケーションをとっていき、
受験シーズンのサポートをして行きましょう。