高校の三者面談で話すポイント
大学受験準備に不可欠な三者面談
高校では多くの場合、6月下旬から夏休みにかけての時期に、
学校の担任教師と生徒、親を交えた三者面談が実施されます。
生徒本人の意向や希望を基本に、学内試験や外部の模試の結果、適性などを見極め、
また親の立場からは家庭の事情や経済状態なども踏まえた上で、
最適な受験志望校を絞るための話し合いを行うものです。
現在は、四年制大学にも一般入試のほかにAO入試、指定校・公募推薦入試など、
様々な受験方式があるので、早い段階で進路を決定することは、
準備の面でも先手を取ることになるので有利と言えます。
また、この時期に三者面談が行なわれるのは、
高校3年の夏休みをどのように有効に活用するかを決めるという目的があり、
そうした意味からも非常に重要です。
入試方法に合わせて三者で計画を
AO入試では、エントリーシートの書き方や自己推薦書が重視されるので、
三者面談では志望の理由をよく考えて話し合うだけでなく、
書類の添削指導などを担任の先生にお願いすることも大切です。
また、面接の練習もできるだけ数多くこなしておきたいものなので、
夏休みの時間を有効利用し、先生に協力を仰ぎましょう。
各大学の指定校推薦の詳細は、1学期が終わる頃になることが多いものです。
指定校や公募推薦での受験を希望する場合は、
この三者面談で生徒本人や親の意向をよく確認し、
書類なども不備のないように揃える必要があります。
また、AO入試との併願などが可能かどうかなど確認事項がある場合は、
この場でチェックや申し合わせをしておくことが大切でしょう。
一般入試で勝負したいという場合は、志望校の絞り込み、
そして夏休みを有効に使って受験勉強を計画的に行なうことをメインテーマに、
三者でじっくり話し合います。
昔から「夏を制する者は受験を制する」と言われるのは、
夏に基礎的な実力をつけておけば、余裕を持って入試本番に臨むことができるからです。
本人の実力や性格に合った勉強法と計画を三者面談の場で検討し、
効率良く志望校の合格レベルをクリアするための学習環境を整えましょう。
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