高校入試の英語勉強法
学習習慣と日常習慣で差をつける
語学の上達の基本はその言葉に慣れる、ということにあります。
しかし、日本で暮らしている以上は、
毎日英語漬けになる環境を望むことは難しいでしょう。
自分なりに英語に触れる機会を、日常の中に作る必要があります。
国語でも音読が基本であるように、英語も音読を基本とします。
声に出して読むことで、わからない単語を拾い出し、
文脈をたどることができます。
単語だけをばらばらに覚えても、
覚えていたつもりが忘れてしまいがちです。
文章の中で確認することで、
思い出しやすくなると同時に活用もしやすくなります。
毎日繰り返して音読することで、
動詞と連携する助詞の使い方も自然につながって記憶されます。
授業で出てきた新しい単語は、
その日のうちに繰り返し反復して覚えるようにしましょう。
単語を使った文を、お風呂に浸かりながらでも考えてみてください。
特に動詞は変化形を、必ずまとめて頭に入れます。
3年の夏休みまでには、中学で習った文法の復習を済ませましょう。
受験勉強後半は入試で中心となる、
リーディングとリスニングの学習に集中できるように仕上げておきます。
長文読解は注釈と問題文を活用する
リーディングの練習問題や過去問題に解答する際、
まず注釈と日本語の問題文に目を通してみてください。
相当数のヒントが見られるはずです。
中にはほとんどこれで、長文の筋が読める問題すらあります。
少なくとも、何のテーマについての問題かはすぐ見当がつくはずなので
解答がかなり楽になります。
リーディングの点数配分は問題の中で一番高くなっていますが、
読解に時間がかかり過ぎると、時間配分が難しくなります。
出来る限り短時間で解答できることが、決め手となります。
読む書く、が聞くを助ける
家でのリスニング対策としては、CDやインターネットの音声ファイル
の活用が一般的でしょう。
さらに、毎日の音読とその文章の書き取りが、
大きな効果を発揮してくれるはずです。
知らない単語やフレーズは聞き逃し気味になりますが、
自分に覚えがあると、その前後の聞き取りも容易になります。
自国語を考えればすぐにわかることですが、言語はバラバラに
成り立っているわけではありません。
話す、読む、聞く、書くことすべてが、お互いの学習と密接に
つながっているのです。
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