大学付属高校のメリット・デメリット
受験しなくても良いけれど
将来大学受験の心配をする必要がないという理由で、
大学付属高校を希望する人もいるでしょう。
有名私立系の付属高校からは、
80~90%が併設大学に進学をしているようですが、
中には約半数の生徒が外部大学へ進学をしている高校も見られます。
付属高校に進学するメリットとしては、3年後の大学受験のために
時間を費やす必要がなく、
部活動やその他の活動に専念できることが大きいでしょう。
15歳~18歳という何もかもが伸び盛りの年代に、
学習以外の才能を思う存分広げる可能性に満ちているのです。
目指す道があり、海外留学などを視野に入れているのであれば、
付属へ進学することは、理想的な未来を描くための選択とも言えます。
一方で、特に思うところがなく付属校を選択した場合、
学業が中だるみしてしまうことも考えられます。
大学受験という試練がないために、
目標が定まらず学力低下を招いてしまう生徒も多いのです。
いかに付属高校とはいえ、内申の成績が水準以下になってしまうと、
大学への進学ができない場合もあります。
併設大学を望まない場合は自己努力が必須
大学付属高校に入学したものの、
進学の段になって興味の持てる学部がない、校風に魅力を感じられない、
ということもあり得ます。
その場合は、他の大学を通常受験するわけですが、
受験を前提としてきた他校と比較すると、
受験勉強に対応していない付属高校の生徒はかなり不利な立場です。
塾などに通い、自分で受験の準備をする必要があります。
現在では外部受験に対してもかなり寛容ですので、
高校側の問題視はまったくありませんが、
受験に関してのフォローは不明瞭です。
いずれにしても本人が自覚をもって、
学力のキープに努めなくてはならないでしょう。
精神的な成長著しい時代です。
高校入学時とは気持ちが変化していくことも、おおいにあります。
安易に付属高校を受験するのではなく、
将来進む大学の情報も併せて選択をすることが大切です。
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